個人参加についての想い  -FOOTBALLの入り口を-

こんにちは、中嶋です。

普段は、ご報告記事ばかりなので、たまにはご案内も書きたいと思っています。




今日は水曜日!! 

水曜日と言えば、個人参加フットサルの日です。

時間:19時〜20時 

会場:元戸尾小学校体育館

参加費:500円

対象:自由です。( 但しプレーが出来る選手)



と、なっています。

そもそも、どうしてこういう場を作るのかと言いますと、日本のジュニア層のフットボールは、今やフットボールで遊んだことも無いのに、スクールやチームに入り、高いスパイクを親が買い与え、試合に出る、試合に勝つ、誰かより上回る、そういう価値付けされて、スポーツをいつのまにか戦いの場に変えているような入り口になっていないでしょうか?


本来、スポーツは遊びです。遊びだからこそ人の心を豊かにします。心が豊かだからこそ、安心した気持ちを持ちスポーツで学び体験し成長していくのです。

フットボールはそんな遊びの中の体験、様々な複合的な影響がプレーを良くしていきます。


要は、リフティングも必要だと思うけど、リフティングだけでは良いプレーは出来ません。

1vs1でジンガってやつありますが、そもそもそういうのをブラジルのスクールで的にやっているの観たことありません。ブラジル体操もあんな感じでやっていたのそんな見ません....

戦術的要素は大事ですが、戦術的に表があれば裏があり、対策してこれらた時に対応、適応する力がなければ上回ることが出来ません。


勿論、全て必要なことだとは思いますが、僕はそんなものを誰にも強要されず、誰にも否定されず、試す場が必要だと思っています。それが遊び場です。フットボールの本質を感じてほしいのです。


ブラジルの強いチーム、しっかり整備された育成年代のカテゴリー、色んなものを観てきましたが、6.7才でもゲームが分かりプレーが出来るのです。それは何故だろうか? いつも思っていました。



この時代に草サッカーとかブラジルでも少なくなってきたしとも聴きました。

それでも、こういう今のブラジルを伝える動画を観るとやっぱりその底辺を支えるのはこういう遊び場だなんだと改めて感じています。



年齢の差も、身体的な差も、経験の差も、自分と言う違いで、適応させることで体験から学び得ながら試行錯誤で成長していく場。

そして、それが楽しいのです。



どれだけ、育成年代からブラジルやスペイン同じようなトレーニング、同じような手法、真似たとしても、このベースがあるか?ないか? 要は、スクールに入る前、チームに入る前に、ゲームを経験しているのか?ゲームから色んなものを読み取れているのか?ゲームに適応対応出来る事を知っているのか?ゲームに優しさはあるのか?ゲームに厳しさはあるのか? ゲームに勝ち負けの拘りがあるのか?


そんなものが無いまま、インサイドキックを完璧に出来るようになっても、シザースを何千回とトレーニングしても、リフティングが何万回出来るようになっても、ゲームそのものにある差を感じ適応、対応する力を身につけることはありません。勿論、それで勝てって言われてもそういう経験を日常的にしてないのであれば、勝って嬉しかったり、負けて悔しかったり、そんな感情すら経験していないのに、そんなのはその勝ち負けの先にある大人の感情が先に出るから大人がそういう視点で子供の感情に乗り込んでくるだけ....


これだけ、日本サッカーも発展してきましたが、この入れ口の部分の土台が無いので本質のゲームの楽しさや魅力を感じえないまま引退してしまう若者が多いような気がしています。


昔、日本フットサル代表監督でもあるマリーニョさんと話したことがあり、日本のフットボールを強くしたいなら、先ずそういう楽しむ場を創ること、それが定期的な場所、時間でいつでも誰でも来れるような環境を創ることと、言われたことがあります。以前は、金曜日のサンピアでやっていました。その後はロイヤルホストで深夜まであーだこーだ話していましたね〜。


まさに、それがこの場であり、ここから色んな学びを楽しみながらやっていくのです。


嬉しいことに、教え子でもあるシンジやつーもそれぞれ同様な活動をやっています。それがまた嬉しいことです。



勿論、私達のそれぞれのカテゴリーに所属していても、こういう時間は必要です。

なので、AMOGOもRADも、10分程度こうやってゲームを楽しむ時間を設定しています。

WILL DOのスクールは、80%こんな時間です。今では彼らも裸足でやり始めました。

ブラジル人に負けたくないそうです。笑



会場についた選手から場を作り、チーム分けし、ゲームをスタートさせる。それは自分たちが楽しむために! 



そんな基本的な動機、プレー欲求を満たしてあげることが出来ているのか? ってことを大事にしています。



将棋も、街の将棋教室でみんな好きにやるじゃないですか? 大人、子供関係なく、そこに差があれば飛車角落ちとかして、そこから学んでいく、それがまた楽しい。そんな体験をしてきた選手はそれこそが強みになると思うのです。差を違いで勝るようになったら本当ワクワクする体験に変わるでしょう。


フットボールの入り口は、ゲームを楽しむこと。色んな人、色んな場、色んな空間で、勝ち負けだけではない沢山の学びをしているのか?? 出来ているのか?


そこをまずしっかりと環境整備していくことが大事だと思っています。


ここは、どなたでも来れるそういう空間です。


是非、お気軽に遊びに来てください。

そして、プレーをただただ楽しんでください。

そこからきっと色んなものを体験して体感して、成長に繋げる空間と時間になっていることでしょう。


遊びこそ、究極のトレーニング場です。


皆さんのお越しを毎週お待ちしております。